趣味でジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の駆除をしています。
琵琶湖南端の下図の四角で囲んだ地域(滋賀県大津市の膳所、石山、瀬田エリア)について書いています。2020年現在、ジャンボタニシ自体は琵琶湖大橋より南(南湖)に広く分布しているようです。
ジャンボタニシの産卵期は4月上旬から11月上旬だそうです。今年は5/9に初めて卵を確認しました。
湖岸の構成でエリア分けしています。
東A 250m 垂直コンクリート
東B 800m 岩
東C 北300m 岩 南200m 垂直コンクリート
漕艇場の建て替え工事のため東Cの南は進入禁止
東D 400m 斜めコンクリート
2020/5/9(土) 東B
卵1 親貝0
今年初めてジャンボタニシの卵を1個確認。親貝は見つからず。1cmくらいの稚貝がちらほら見られる。
今年は例年より4月の気温が低く、5月に入ってから気温が上がり始めました。
5/10
東D 0
東E(Dより南、1号線の橋まで) 斜めコンクリート(植物が多い)
西A 400m いろいろ
西B 900m 階段コンクリート
西C 700m 階段コンクリート
西D 500m 斜めコンクリート
2020/5/7までちょくちょく湖岸を見回りましたが、卵は確認できませんでした。5月に入って最高気温が20度を上回ると、小型の細長いタニシがたくさん観察できるようになりましたが、ジャンボタニシは生死不明の1cm程度の貝が数匹見つかるだけで、産卵可能なサイズの貝は見つかりませんでした。
2020年の活動を終了しました。
西A 400m いろいろ
西B 900m 階段コンクリート
西C 700m 階段コンクリート
西D 500m 斜めコンクリート
2020/5/7までちょくちょく湖岸を見回りましたが、卵は確認できませんでした。5月に入って最高気温が20度を上回ると、小型の細長いタニシがたくさん観察できるようになりましたが、ジャンボタニシは生死不明の1cm程度の貝が数匹見つかるだけで、産卵可能なサイズの貝は見つかりませんでした。
2020年の活動を終了しました。
駆除数の推移をグラフにしております。(Bのみ縦軸が異なります。)
5/1を0日目、1マス28日(4週間)なので、だいたい1マス1か月と見ると、琵琶湖では8月に産卵数のピークがあるようです。A~Eは東岸、西Dのみ西岸です。ポイントがないところはその場所を駆除していない週です。
卵はだいたい産んであった数ですが、親貝は出来高なので風や時間帯、頑張り具合によっても変わりますので参考です。
東Bは800mと広いので比較的きれいなカーブになっています。東Cは300mと短く3週周期でデコボコしています。何かあるのか偶然かわかりません。
今年はシーズン初めから毎週駆除、特に親貝を駆除する技術が向上したことで、卵が最大1個/m程度と低いレベルに抑えられたと思います。
ただ、駆除しきった感は全くなく、沖合に大量に生息しているのがわかりました。
水田と異なり、今年駆除した親貝のほとんどは6cmクラス(2年目以上)なので、卵の駆除が効果あるかわかるのは2~3年後でしょうか。
2020/5/9(土) 東B
卵1 親貝0
今年初めてジャンボタニシの卵を1個確認。親貝は見つからず。1cmくらいの稚貝がちらほら見られる。
今年は例年より4月の気温が低く、5月に入ってから気温が上がり始めました。
5/10
東D 0
東Dより南 卵1
西C 卵1 親1(駆除できず)
西C 卵1 親1(駆除できず)
東Eの卵 植物の茎に産み付けてある。
西Cの卵。すぐ近くにいた親貝は取り逃がす。くやしい。
5/15(金)
東A 0
東B 卵12 親2
東C 0
東E 卵1
東Bの卵
5/17(日)
東E 卵9 (全て植物の茎。湖岸には一つもない)
西D 0
現時点の状況としては、産卵可能なメスの越冬個体は東BとDに数匹づつ。西は複数回の調査ができてないので不明だけど少なくとも西Dにはいない。西Cにはいる。
越冬に関して
文献では2002年に琵琶湖水系で冬季飼育した際の生存率は33%。12.5℃以下1日で死亡、琵琶湖の冬季水温は7℃まで下がるので、本貝の琵琶湖湖岸における越冬成功率は極めて低いと結論付けられていた。当時は湖岸では大量発生していなかったようだ。
それから20年近く経った今、5月時点で6cmクラスの個体がいるということは琵琶湖湖岸で越冬する個体が普通にいるということなのだと思う。
5/23(土)
東A 卵3
東Aで今シーズン初めて卵を確認。小川の河口付近。湖面側の垂直部にはまだ無し。
東B 卵103-親貝10
うち2匹は交尾中。オスは約4cm,メスは約6cmクラス。
数字だけ見ると多く感じるかもしれないが約0.1個/mと非常に少ない水準。
5月下旬としては考えられない気温の低さ。
東C 卵24-親貝5
全体的に風が強く、波で水中が見えない。
5/24(日)
東Dより南 卵35-親貝1
ほとんど植物の茎。湖岸から離れていて駆除できない卵はカウントせず。
親貝1は卵の近くではない珍しいケース。4cm程度。たぶんオス。
西D 0
湖岸に卵はないが、JRの橋脚には3個ほどの卵。こちらも時間の問題。
今日は波がおだやか。
今日見たエリアは水面が遠かったり水深が深かったりしてほとんど親貝は駆除できない。
先週と同じ場所に卵があることが多く悔しい。
ナマズ?
西Cの卵。すぐ近くにいた親貝は取り逃がす。くやしい。
5/15(金)
東A 0
東B 卵12 親2
東C 0
東E 卵1
東Bの卵
5/17(日)
東E 卵9 (全て植物の茎。湖岸には一つもない)
西D 0
現時点の状況としては、産卵可能なメスの越冬個体は東BとDに数匹づつ。西は複数回の調査ができてないので不明だけど少なくとも西Dにはいない。西Cにはいる。
越冬に関して
文献では2002年に琵琶湖水系で冬季飼育した際の生存率は33%。12.5℃以下1日で死亡、琵琶湖の冬季水温は7℃まで下がるので、本貝の琵琶湖湖岸における越冬成功率は極めて低いと結論付けられていた。当時は湖岸では大量発生していなかったようだ。
それから20年近く経った今、5月時点で6cmクラスの個体がいるということは琵琶湖湖岸で越冬する個体が普通にいるということなのだと思う。
5/23(土)
東A 卵3
東Aで今シーズン初めて卵を確認。小川の河口付近。湖面側の垂直部にはまだ無し。
東B 卵103-親貝10
うち2匹は交尾中。オスは約4cm,メスは約6cmクラス。
数字だけ見ると多く感じるかもしれないが約0.1個/mと非常に少ない水準。
5月下旬としては考えられない気温の低さ。
東C 卵24-親貝5
全体的に風が強く、波で水中が見えない。
5/24(日)
東Dより南 卵35-親貝1
ほとんど植物の茎。湖岸から離れていて駆除できない卵はカウントせず。
親貝1は卵の近くではない珍しいケース。4cm程度。たぶんオス。
西D 0
湖岸に卵はないが、JRの橋脚には3個ほどの卵。こちらも時間の問題。
今日は波がおだやか。
今日見たエリアは水面が遠かったり水深が深かったりしてほとんど親貝は駆除できない。
先週と同じ場所に卵があることが多く悔しい。
5/30 (土)
東B 卵47、親貝4
東C 卵60、親貝3
東A 卵3
風が強く、波のため水中はほとんど見えない。
5/31 (日)
東E 卵47、親貝1
西D 卵16、親1
西側で初めての卵確認。東岸よりかなり遅い。
理由は不明だけど、西は卵のサイズが小さいものが多い。16個中、約10個が3cm程度。残りは通常の6cm程度。
6/2(火)
東B 卵10、親11
バーベキュートングを買いました。とても捕まえやすいです。
珍しく小さい個体(性別不明)6/3(水)
東B 卵35、親40
夕方の風の少ない時間帯。バーベキュートングが大活躍し、親貝を大量に捕獲。
偏光サングラス、超良い。
交尾中だったオス(右)とメス(左)。オスのビヨーンとしているのがチンコ。
メスの殻が割れて卵の素がハミ出ている。
6/6(土)
東A 卵5
東B 卵82、親17
東C 卵89、親8
東D 卵26、親5、Dより下 卵115、親15
アルミの棒を買いました。2mに伸びる優れもの。
産卵中の写真と動画を撮りました。
西Dより下、1号線の端の上から撮影。湖岸のナナメコンクリートには卵がなく、植物の茎にたくさん卵が産んである。2mの棒が届かない。くやしい。(駆除できないものはカウントしていない。)
6/7(日)
東B 卵27、親6
西C 卵10、親4 西の勇者が駆除しているようだ
西D 卵10、親2
西Cの卵
6cmクラスのメスと3cmクラスのオス(交尾中)
6/14(日)
梅雨入り 波があり、水中がほとんど見えない。
東A 卵9 親0
東B 卵159 親14
東C 卵104 親0 斜め岩エリアの卵が中心になった。水位が下がったせいだと思う。
ここ1週間くらいで水位が大きく下がり、垂直コンクリートの凹んでいる部分が露出した。
手持ちの武器では窪んでいる部分の卵が駆除できない。
写真は東C地区北端の小川の河口。
このページの数は駆除した数なのでこういった卵はカウントしていない。不本意です。
6/20(土)
木金が雨で寒かったせいか少ない。先週より水位が高い。
東A 卵3 親0
東B 卵72 親11
東C 卵127 親10
6/21(日)
東D 卵22 親4
東E 卵211 親38
西D 卵114 親0
今シーズン累計の駆除数は卵が1500個、親貝が200匹。
地形的に親貝を捕獲しやすい東Bは4週目に親貝を大量駆除した成果で卵が減少。
親貝を捕獲しづらい東C、東Dより南は毎週卵が増加中。
9月末までのあと3か月はハイシーズンと予想される。
6/23(火)
東B 卵69 親3
東C 卵37 親3
6/27(土)
先週より水深が浅い。
風のない時間帯に作業したら親貝がたくさん駆除できた。
東A 卵1
東B 卵208 親104
東C 卵116 親18
東D 卵80 親17
東E 卵112 親33
7/4(土)
東B 卵155 親2
東C 卵95 親3
東D 卵19 親2
東E 卵37
西D 卵311 親2 (先週駆除してない)
雨の合間+強風で水中が見えず。
ボートの監督をしているという人に話しかけられた。(東Cエリア)
その方いわく、
・2年前(2018年)から卵を見かけるようになった
・2年前に周辺の目につく卵は駆除した。親貝も拾って退治した。
→努力の甲斐なく大繁殖してしまった
・2年前はヨシの茎に卵を産んでなかったが、ヨシの茎に卵を産むようになって駆除できなくなってしまった
・今では南郷洗堰のあたりまでびっしり繁殖している
・対岸(西岸)もびっしり
7/5(日)
東B 卵98 親21
東C 卵48 親35
東Cを駆除したときは風が弱かったけど、東Bは風がかなり強かった。
マジックハンドが壊れた。代わりに75cmの長いトングを購入。少し短くなったがマジックハンドより親貝をつかみやすい。
つかみやすさは、短いトング >> 長いトング > マジックハンド。
短いトングのグリップ力ハンパない。
3P
7/11(土)
東A 卵14 親4
東B 卵138 親1
東C 卵48
7/12(日)
東B 卵138 親9
東C 卵58
東D 卵54 親4
東E 卵113
西C 卵130 親
西D 卵102 親2
釣り人に聞いた。やはり2年前(2018年)から卵を見るようになったらしい。
7/18(土)
東A 卵0
東B 卵547 親12
東C 卵202 親8
東D 卵53 親19
東E 卵108 親13
7月上旬は雨や風が強い日が多く、親貝があまり駆除できなかったので卵が増加。
豪雨で流れのはやい地域は貝が流されたようで、東Cや西Dで卵が減った。
7/23(木)
東A 卵0
東B 卵333 親164
東C 卵132 親32
東D 卵101 親16
東E 卵27
西D 卵141 親14
早朝、親貝がめっちゃ取れる。
8/1(土)
東A 卵48 親3
東B 卵469 親80
東C 卵219 親61
東D 卵84 親4
東E 卵28 親6
西D 卵161 親67
雨で先週末に駆除が行えず、9日ぶり。卵が多かった。
早朝だけでなく、夜も親貝がめっちゃ取れる。(足元注意)
8/6(木)
西D 卵0 親33
西Dで親貝の捕獲数が増えたのは平日夜、会社帰りに船着き場周辺の親貝を駆除するようになったため。船着き場周辺は斜めコンクリートよりも卵を産みやすい垂直のものが多く、卵が集中しているので効率が良い。
8/9(日)
東B 卵800 親23
東C 卵175 親6
東Bはついに1週間で卵が800個(1個/m2)を超えてしまった。
8/10(月)
東B 卵50 親70
東C 卵19 親36
夏休みのため、連投。この日は早朝のため親貝がたくさんとれた。
8/12(水)
東C 卵7
東D 卵37 親2
東E 卵0 親2
西D 卵150 親6
8/13(木)
東A 卵94 親6
東B 卵546 親92
東C 卵61 親24
早朝。
8/16(日)
東B 卵396 親140
東C 卵126 親63
西D 親14
西Dは平日夜、会社返りに親貝を駆除。
昼間は全然いないのに夜はめちゃくちゃ上陸している。
8/23(日)
東A 卵39 親0
東B 卵504 親60
東C 卵108 親30
東D 卵102 親3
東E 卵10
西D 親69
8/30(日)
東A 卵45 親1
東B 卵322 親31
東C 卵59 親3
西D 親47
先週までより明らかに卵が少ない。そして8月になってからは夕方は親貝もほとんどいない。
水温が30度を超えている。日本の夏は熱帯の貝にとっても厳しいのか。
9月1日から基準水位が10cm下がり、今シーズンで一番水位が低い。その影響で卵が産みづらいのかもしれない。
9/12(土)
東B 卵243 親17
東C 卵99 親8
東D 卵68 親8
東E 卵13 親1
東ニトリ前 卵422 親22
西D 卵290 親55
西C 卵919 親3
小さい卵や親貝が目立つようになってきた。今年の春生まれの貝が繁殖可能になったのだろう。
気温が下がってきた。
久しぶりに1号線の南側ニトリ前の駆除。めちゃくちゃ多かった。他エリアでは親貝をほとんど見なかったが、ここにはたくさんいた。(半分くらい取り逃がした。深いので岸壁の貝をつかみ損ねると沈んでいく)
9/19(土)
東A 卵37 親0
東B 卵197 親5
東C 卵90 親1
西D 親23
9/27(日)
東B 卵160 親6
東C 卵29 親0
西D 親6
10/3(土)
東B 卵117 親0
東C 卵40 親0
東D 卵41
西D 卵293
本格的にシーズン終了に向かっている。
10/11(日)
東B 卵47 親2
東C 卵21 親1
寒い。
東A 卵 親
東B 卵 親
東C 卵 親
西D 親